メーカーやレンズの構成によって色合いや風合いの違い、 ノイズの増減・効果の大小があると思いますが どのカメラでもこのような傾向がありますので参考にしてください。 大まかな説明なので詳しくは手持ちのカメラの説明書をご覧ください。
初級編の画像は現在全てCANON製のIXY400によって撮影されています。
夜間や暗い室内で撮影する場合でも露出補正機能のあるカメラでは、仕上がりの白さ(明るさ) / 黒さ(暗さ)をある程度の範囲で調整できます。白く(明るく)し過ぎる事を露出オーバー 黒く(暗く)しすぎることを露出アンダーといいます。画面全体の濃さが変わるだけですが、濃さを調整するだけで見栄えが変わるのがわかると思います。
<露出補正-2 -1 0 +1 +2>
露出オートで撮影すると暗い(黒い)場合は明るく(白く)、 明るい(白い)場合は暗く(黒く)撮ろうとする特性があります。全体が白い色合いばかりだと暗く写ってしまうのでプラス方向に補正を、全体が黒い色合いの場合にはマイナス方向に補正をかけると良いかと思います。
<左右ともフルオート、補正無し、同じ環境で撮影。白い服のほうが全体的に暗い様に撮れている>
カメラのオートホワイトバランス機能で「白い被写体を白く」写そうと自動でやってくれますが、この機能は完璧ではない為に色が変だと感じる事もあるかと思います。その場合はホワイトバランスを手動で設定する必要があります。また、わざと光源の種類とは異なるホワイトバランスの設定を選べば、ちょっと変わった色調の写真が楽しめるかと思います。
<上段 オートWB 太陽光 曇り >
<下段 電球 蛍光灯 蛍光灯H>
<画像左 ISO50で撮影 画像右 ISO400で撮影>
ほとんど全てのズームレンズつきデジタルカメラでは、ズームボタンは [ W ](ワイド / 広角)と [ T ](テレ / 望遠)の2つがあります。W 側にすると広い範囲を写すことができ、逆に [ T ] 側にすると遠くの被写体を大きく写せます。
こんな基本的なことはわかりきってると思いますが、ズームの広角側と望遠側で被写体の大きさが大体同じくらいになるように撮影してみると違いが出ます。広角側で撮ったのでは後ろとの距離が空いている様に見えますが望遠側では距離が狭く見えるかと思います。遠近感や立体感が強調したい場合は、 [W] (ワイド)側。遠近感や立体感が少なくしたい場合は、 [T] (テレ)側。ズームを使うことでこのように印象の違う写真にすることができます。
<画像左 望遠(テレ)側 画像右 広角(ワイド)側>
絞り(中級編にて解説)の設定の出来ないカメラでは、できるだけ望遠側で・被写体に近づいて・被写体と背景は離して撮ればそれなりにボケます。マクロモード(近接撮影モード・花のマークが付いてたりする)を利用するのも手です。ただ構図がある程度限定されてしまうので「この構図で背景をぼかしたいんだけど」というような事はマニュアル設定のできるカメラでないと出来ません。
<マクロモード使用、最大望遠、被写体まで約50センチ、背景まで約2メートル>
左:開放状態 右:絞った状態
まとめるとこんな感じ
各設定 | 浅い(一部分にのみピントが合ってる) | 深い(全体にピントがあってる) |
---|---|---|
ズーム | 望遠 | 広角 |
露出(F値・絞り) | 開放 | 絞る |
被写体との距離 | 近い | 遠い |
デジカメ搭載CCDサイズ | 大きい | 小さい |
撮影例
ストロボを直接当てると、ドールの時は特に近いためテカります。これを防止するためにバウンスさせてみよう。なお、光量が減衰するので、露出アンダーになります。
ティッシュの箱の上下を吹き抜けにして、内側をアルミホイル張りにします。上部(光の出口)にはティッシュまたはトレペを貼ります(これはなくてもそれなりに効果があります)。
使ってみた例。光が柔らかくなり、髪の毛のテカリがなくなっているのがわかるはずです。
蛍光灯や白熱灯などをそのまま照射すると、いわゆる点光源になってしまい、光が当たっている部分とそうでない部分の境目の強弱が強くなってしまいます。そこで、半透明紙を使って点光源を面光源にします。
材料はトレーシングペーパーを使っていますが、即席で良いならディッシュペーパーを使用するのも手です。また、半透明紙を使用することにより、強力な光を柔らかくする効果もあります。
自分の生活エリアを多少犠牲にすることで、24時間いつでも撮影が行える夢のスペースを構築!
まずは場所を確保。当方はロフトベッドの下を使用したため、幅 90cm、高さ 140cm、奥行き 100cm のスペースを確保できた。
適当な机を置いたら適当な布を後ろに垂らし、周りに変な物が写り込まないようにガードする。布は自分の好きな物を使用すること。
背景には 150W 電球型蛍光灯 1灯、フロントには 100W 電球型蛍光灯を用意した。また、フロントのライトは拡散光にするために段ボール箱でライトボックスを作成している。
これがそのライトボックス、誰が名付けたかは忘れたが「アマゾンリファー」。このように、トレーシングペーパーにより点光源を拡散・ディフューズしているので、対象物に当たる光がやわらかくなる。
中はこうなっている。アマゾンの段ボール箱でなくとも良いが、とりあえず段ボール箱のどちらかを切り取り、反対側はライトの傘に合わせて丸い穴を開け、内側は反射効率を上げるためにアルミホイルを貼り付ける。ライトの傘への固定は強力なテープで固定すると良い。
また、このように外側ではマスキングテープや糸など、切れにくい物を使って吊り下げる形にすることで強度を上げる。すると斜めにしても箱が傘から外れないのでとても良い。
なお、Zライト "Z-107" にパルックボールを使用する場合は、傘の電球ソケット付近のスペースの関係上、必ず "D型 (スパイラル)" を使用すること。"A型 (パルックボール)" を使用すると入りません。
また、電球の「色」は「昼光色 (色温度 6500K)」または「昼白色 (色温度 5000K)」を選択すること。
かかった費用は
しめて約 9,000円ほど。常設の撮影スタジオが欲しい人にはお勧めです。
片手にレフ板を持ちながら片手でカメラを持っていると手ぶれする上にしんどい。
ならば何かに支えてもらえばいいじゃない。
というわけでレフを支えてくれるレフスタンドを作ろう。
今回は 80cm レフ板を支えるホルダーを作成する。
ちなみに伸縮機構は三脚との接続部の仕様上無い。
伸縮機構みたいな構造はレフ板を保持するときの誤差修正用。
必要な材料
必要最低限の材料はこんだけ。
保険として M5 ワッシャーもいくつか買っておくと吉。
まずは細い方のパイプを 46cm、太い方のパイプを 47cm にカット。
カットしたら両方のパイプの片方にφ5 の穴を貫通させる。
この貫通させた穴にクリップを固定するわけだがそれはまた後ほど。
次に雲台に固定するための台形金具とパイプ同士を繋いで固定するためのローレットスクリューをねじ込む穴を開ける。
ローレットスクリュー用の穴はφ2.5 の穴を開け、そこにφ3 のローレットスクリューかφ3 の蝶ボルトをねじ込む。
本来ならタップでネジを切るのだが、タップを買うのが嫌なら気合い入れてネジタップでもおk。
台形金具固定用の穴は伸縮側の若干の伸縮をさせるために、先端から 8cm ほど離してφ4 の穴を開ける。
穴を開けたらそこに M5 タッピングビスで台形金具を固定する。
クリップは M5 ボルト、M5 ナット、M5 ノブナット、M5 スプリングワッシャーなどを使って固定する。
細い方のパイプには M5 ボルト → クリップ → スプリングワッシャー → M5ナット 2個 → パイプ → M5 ノブナット の順で固定。
太い方のパイプには M5 ナットを 1個減らして同様に固定。
M5 ボルトとクリップの間にワッシャーを挟んでも良いがこの辺りは自由に。
三脚の雲台への固定は三脚を縦位置モードにして 1/4 蝶ネジで固定する。
あとは両側のクリップでレフ板を固定すれば完成。
何かわからないことがあったら書き込んでおけば誰か答えるかも?
どうせ補正するならどれでも・・・と言いたいところですが、補正するにしてもホワイトバランス (以下 WB) の上限下限値があるので、個人的には昼白色か昼光色がお勧めです。ただし、電球型蛍光灯は 1発当たりの単価が高いので、様子を見たいならば白熱電球でも問題はありません。
以下、蛍光灯と白熱電球の違いをまとめてみました。この写真は、Canon EOS 5D を使用し、各電球で WB を AUTO と各電球に合わせたモードで撮影したものです。カメラにより WB 検出が違うので、RAW で撮影して Canon Digital Photo Professional で WB を変更しています。
左から
コレを見ると白熱灯の白熱電球モードで撮影するのが暖かみがあって良さそうですが、WB 値を数値でダイレクトに指定するときに問題が出ます。
というのも、白熱電球モードに限りなく近いと思われる数値を指定すると 3,100K になります。この状態で WB の下限値が 2,800K のためほぼ下限いっぱいいっぱいとなり、これ以上寒色に振ることは出来なくなります。
逆に昼光色で撮影すると、昼光色の WB 近似値は 5,000K くらいで WB のほぼ中間値となり、上下共に余裕は出ます。
他にも色々と特徴はありますが、長くなるのでまとめます。
蛍光灯の特徴
○ 消費電力 小 ○ 発熱量 小 ○ マニュアルホワイトバランス設定時に上下に余裕がある × 1発当たりの単価 高 ○ 寒色系の色表現に強い × 緑かぶりする
白熱灯の特徴
○ 1発当たりの単価 極低 × 発熱量 高 × 消費電力 高 ○ マニュアルホワイトバランス設定時に下の余裕がない ○ 暖色系の色表現に強い
各電球の色温度分布は以下のようになります (カッコ内はナショナル電球における色温度)。
WB 値低 (暖色): 白熱灯 (2,800K) > 昼白色 (5,000K) > 昼光色 (6,700K) :WB 値高 (寒色)
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